viエディタを使う 〜その1〜

viコマンドとは

一般的には.txtファイルなどの編集はメモ帳とかVisual Studio Codeといったようなエディターソフトで編集するものですけど、設定ファイルとかはそちらのエディタではなくて、ターミナルから編集することが一般的だと思うのですよね。(なんとなくそういう感じという私の思い込みなので、VSCodeなんかでいじったりもできるのかもしれませんが。)

そういったとき使用するのがviコマンドです。簡単にいうと、ターミナルで動かせるエディターです。

ファイルを開く

sample.txtというファイルをviで編集したい場合、まずファイルを開くために以下のコマンドを実行します。

vi sample.txt

これでsample.txtというファイルが開かれた状態になります。

ファイルを編集する

「よしでは早速ファイルを編集するぞ!」と意気込んで何かキーをタイプしても「あれ、タイプできない...」というパターンがほとんどかと思います。

というのも、viは起動直後はコマンドモードといって、まだエディタのように文字をタイプすることはできません。このコマンドモードの状態から、「今から編集するよ!」という宣言をしてあげる必要があります。コマンドモードから編集モードに移行するには、いくつか方法があるのですが、一番シンプルなのは「i」をタイプすることです。

編集モードに移行したら、一般的なエディタと同じようにタイプが可能になります。

ファイルの編集を終える

編集したファイルは保存しなくては意味がないですよね。ファイルを保存するには、一度コマンドモードに移行してから、「保存してね」という宣言をします。

コマンドモードへの移行は「escキー」をタイプします。そして、「保存して終了」は「:」→「w」→「q」→「!」の順にタイプします。

「保存せずに終了」は「:」→「q」→「!」の順にタイプすればOKです。

まとめ

viで指定したファイルを開く

vi [ファイル名]

編集モードに移行する

コマンドモードの状態でiをタイプする。

ファイルの編集を終える

escキーをタイプ後、「:wq!」(保存して終了)もしくは「:q!」(保存せずに終了)とタイプする。